2019年01月16日

本年もよろしくお願いいたします。

みなさま 本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、交通事故が9件発生しヤマネコたちにとって受難の年でした。
そのなかで、12月に交通事故で保護された個体は、順調に回復し無事に野生復帰いたしました。
交通事故に遭いながらも野生復帰できた個体は2例目です。

冬場になりヤマネコたちも繁殖シーズンに入りました。
活発に動き回り道路横断の目撃も増えてきていますので、島内を車で走行される方は生き物たちに優しい運転をよろしくお願いいたします。

(かんとう)
posted by IWCC at 18:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

チラシ「ヤマネコに出会ったときのお約束」について

地域の皆さんや観光客の皆さんに向けて、イリオモテヤマネコに出会ったときに守っていただきたい基本的な事柄をチラシにまとめました。

島内在住のデザイナーさんと一緒に、手にとってもらいやすいチラシデザインに仕上げました。

ぜひ一度ご覧ください。


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イリオモテヤマネコに出会ったときのお約束

  食べものをあげない

  追いかけない

  子ネコには近づかない

  つよい光をあてない

  行動をじゃましない



(田口)
posted by IWCC at 17:15| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月10日

続【祝・放獣!!】浦内地区に2頭目のヤマネコも放獣しました

7月24日のオスの幼獣に続いて(くわしくはこちらへ)、7月31日に救護飼育していたヤマネコのメスの幼獣を放獣しました。

2018年8月発行分.jpg


この個体は5月13日に浦内の集落内に衰弱した子ネコがいるとの連絡が入り、緊急的に保護をした個体です。

保護当時はかなり痩せており、逃げる気力もないほどに弱っていました。

現場で応急処置をし、急いで保護センターに運んで診察・治療を開始したところ、段々と回復をしてくれました。

外見からはわかりませんでしたが、獣医師による診察結果から、原因は不明ですが下顎には小さな割れがあり一部の歯が外側に曲がっていることがわかりました。

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保護当日の幼獣W-217♀の様子


NPO動物たちの病院沖縄の獣医師による治療や2カ月半にわたる救護飼育を経て、体長が回復し、また順調に成長しました。

1保護時には520gしかなかった体重は、放獣前の最終診察では2000gを超えるまでに増加しました。

下顎に異常が見られたことから、野生での餌動物をうまく捕食できるかが心配でしたが、生きたカエルを捕らえて骨ごと食べたり、硬いヘビ肉も問題なく食べるようになりました。

その他、木登りなどの野生での生活に必要とされる行動についても問題がないと判断されたことから、野生復帰をさせることになりました。

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放獣直前の幼獣W-217♀の様子


西表野生生物保護センターでは、放獣後のモニタリングのために目撃情報を集めています。

特にケガをしている、衰弱をしている場合には早急にご連絡お願いいたします。

他の個体と見分けられるように、W-217♀は尾の先端の毛を刈っています。

尾の毛は1ヶ月ほどで元のように生えそろいます。

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個体の目印のために尾の先端の毛を刈っています


ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg

(田口)
posted by IWCC at 16:58| 傷病救護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月27日

【祝・放獣!!】浦内周辺での放獣ヤマネコの目撃情報募集中です

7月24日(火)に浦内地区にて、救護飼育をしていたヤマネコのオスの幼獣(W-218♂)を放獣しました。

180724W-218放獣周知及び情報募集用.jpg

この個体は5月15日に浦内集落内の民家の庭から逃げない子ネコがいるとの連絡を受けて、保護をした個体です。

保護当時は痩せており、尾にはケガをしていました。


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保護当時の幼獣W-218♂の様子

NPO動物たちの病院沖縄の獣医師による治療や2カ月にわたる保護飼育を経て、負傷は感知し、順調に成長しました。

保護当時は540gしかなかった体重は、放獣前日の最終診察では2200gにまで増えていました。

木登りや生きた餌動物の捕食など野生での生活に必要とされる行動についても問題がないと判断されたことから、この度野生復帰をさせることができました。

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放獣前の幼獣W-218♂の様子

西表野生生物保護センターでは、放獣後のモニタリングのために目撃情報を集めています。

特にケガをしている、衰弱をしている場合には早急にご連絡お願いいたします。

他の個体と見分けられるように、尾の中央部分の一部を毛刈りしています。

尾の毛は1ヶ月ほどで元のように生えそろいます。

IMG_6540(小).jpg
個体の目印のために尾の中央部分の毛を一部を刈っています。


ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg


(田口)




posted by IWCC at 13:00| 傷病救護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

放獣まで、あと一歩

みなさん こんにちは

救護飼育中の仔猫たちですが、治療も終了し野生復帰に向けてのリハビリ期間に入りました。
保護してから1か月が経ち両個体とも痩せていた体にも肉がついてきてずっしりとしてきました。

Iriomote cat baby1.jpg

メス(左)保護時535g⇒1265g オス(右)保護時540g⇒1445g(6月17日時点)

さて、イリオモテヤマネコは他地域のヤマネコ類と違い食性に偏りがありません。
狭い島で生き残るための知恵ともいうべきか両生爬虫類から魚類、鳥類、昆虫類、甲殻類などと様々なものを食べています(もちろん哺乳類も捕食します)。
とりあえず偏食にならないようにと、この2頭が住んでいた場所に生息していて食べることのできる生き物を毎食用意して与えています。

カエルはヌマガエル、カジカガエル、ヒメアマガエルなどを与えてみましたが保護前から食べたことがあったのかすぐに捕まえて食べました。
トカゲはキノボリトカゲ、スベトカゲ、イシガキトカゲなどを与えました。キノボリトカゲは初めて見たのか捕らえようとしたときに唸り声をあげました。
ヘビはサキシママダラを与えてみましたが、これも初だったようでヘビに威嚇され、ヤマネコのほうが後ずさりして逃げてしまいました。
その後、何度かトライするもヘビが動くたびに及び腰になってしまい狩り失敗が続いています。

昆虫はカマキリやツユムシの仲間は躊躇せずに食べましたが、バッタやコオロギはかみ殺すだけで食べませんでした。
セミもツマグロゼミは食べてもクサゼミは食べませんでした。

甲殻類は糞からよく見つかるテナガエビを用意しました。
オスは尾の部分と前脚以外は食べたようでしたが、メスは水の中から引っ張り出して遊んだ後に放置して食べませんでした。

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水への抵抗もなくすために容器に水を張って中にオタマジャクシやカエルを数匹放してみました。
メスは躊躇せずにそのままバシャっと水の中へ入りましたが、オスは足先が濡れるのを嫌って、前足をちょんと浸けてもすぐに出してプルプルっと水を払っていました。

室内には木も組んで設置しています。
台を取り付けたところお気に入りの場所になったのか、日中はご飯を置いても降りてこないことがあります。

モニターで観察していたところ、オスは寝返りを打つときに滑り落ちそうになっていましたが、前足で踏ん張って元の位置へと戻っていました。
メスは、ほぼ垂直になっている木をそのまま登れるので筋力もついてきたようです。

cat baby (male1).jpg
オスの尻尾もきれいに治りました。

今後の予定としては、準備の整った順番で山へ帰すことになり保護地点から少し山へ入った林内で放す予定です。
放獣後、付近の道路や集落へ出没することもあるとは思いますが地域のヤマネコとして、みなさんで見守ってくださるとうれしいです。


(かんとう)
posted by IWCC at 09:47| 傷病救護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする