2016年06月14日

またしても…2016年5件目ヤマネコ死亡事故発生

またしても悲しいお知らせをしなければならないのが残念でなりません。


昨日6月13日(火)20時20分頃、またしてもイリオモテヤマネコの死亡事故が発生してしまいました。

事故現場は浦内のカンコー坂下の県道上です。


死亡したのはメスの成獣で、今年すでに5件目の交通事故です。

しかも、子育て中の母ネコが死亡してしまいました。

死体を確認すると乳頭が腫脹し、押すとお乳が出ました。



160613♀成獣報道発表用写真.jpg

 


子ネコの月齢ははっきりとわかりませんが、通常ではまだ独り立ちには早い時期です。

このままでは残された子ネコは死亡してしまう可能性が高いため、保護センターでは緊急捕獲を行いたいと思っています。


そのためには皆さんからの目撃情報が重要になります。

目撃したからと無理して子ネコを探したり、捕まえたりしようすると、

かえって仔ネコが警戒して隠れてしまい捕獲が難しくなることがあります。

まずは速やかに保護センター(0980-85-5581)にご連絡下さい。


ヤマネコ緊急ダイヤル(仔ネコ、メール無).jpg


また、目撃情報の募集と矛盾しているかもしれませんが、

現場付近でのツアーや個人でのヤマネコ観察などは当面控えていただければと思います。

子ネコのためにどうぞよろしくお願いいたします。



まだ6月ですが、すでに昨年2015年の4件を上待ってしまいました。

5月4日、5月31日、そして今回の6月13日と1ヶ月半の間に3件の事故が起きています。

このままでは、本当に過去最悪の事故件数(6件)となった2013年を上回ってしまいます。


今からの時期はヤマネコの子育てが本格化します。

母ネコや仔ネコが道路に出てきてしまう心配が高くなります。

道路に飛び出してくるだけでなく、道路にうずくまるようにして轢かれたカエルやカニを食べていることもあります。

車を運転する際にはどうぞご注意ください。


また、活動的になった仔ネコが道路に出てきてしまうこともあります。

子ネコは警戒心がないため、車や人を見ても逃げないことがあります。


そこで可愛いからと近寄ったり、間近で観察を続けてしますと、

車馴れ・人馴れが進んでしまう恐れがあります。

そうなった子ネコはその後交通事故にあるリスクが高くなります。

節度ある観察をお願いいたします。


ヤマネコを目撃した際にはお早めに保護センター(0980-85-5581)までご連絡下さい。

事故や衰弱などの緊急時の連絡は24時間受け付けています。



●2016年の交通事故発生状況(全て死亡事故)


1件目 1月18日以前() 美田良橋付近 メスの成獣

18日に農地内で死体を発見し、病理解剖の結果から交通事故死と判断された。

2件目 3月28日 浦内橋と干立間 メスの成獣(妊娠個体)


3件目 5月4日 クーラ付近 オスの亜成獣


4件目 5月31日 西ゲーダ付近 オスの成獣


5件目 6月13日 浦内 カンコー坂下 メスの成獣(子育て中の個体)



(田口)

posted by IWCC at 20:02| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする