2013年06月02日

舟浮で保護されたイリオモテヤマネコについて (回復〜リリース)


前回からの続きです。


センターに収容されたヤマネコは順調に回復し、

517日に保護場所である舟浮集落の裏山で
再び野生に帰すことが決定しました。

最後の治療では、ヤマネコの各部位の長さを計測したり、
身体の模様を写真に記録したりしました。


5月14日計測の様子.JPG

頭の幅を計測中(計測のときは鎮静しています)


また、野生復帰後の行動を把握するため、
電波発信器付きの首輪を装着しました。
発信器からの電波を受信して、ヤマネコの位置を把握するためです。


5月14日首輪装着.JPG

発信器付きの首輪を装着

さらに、
首輪には蛍光オレンジ色のテープが貼り付けられており、
見た目にも

「あっ、舟浮で保護されたヤマネコやっ!」

とわかるようになっています。

目撃された場合は、センターまでお知らせ下さいね。


5月14日首輪.JPG
蛍光テープのついた首輪


野生に帰す前に舟浮小学校に立ち寄りました。
元気になった姿を見てもらうことで
ヤマネコに関心を持ってもらい、
保全に対する理解を深めてもらうためです。


保護された時も、返すときも、
舟浮の人たちに見守られたヤマネコでした。


5月17日舟浮小.JPG
舟浮小の生徒に元気になったことを伝える様子

地元の方が
「すっかり元気になって、
(保護された時と)別のヤマネコみたい。ありがとう!!」
と、おっしゃっていたのが印象的でした。

“舟浮集落で一緒に暮らす隣人”といった感じでしょうか。
これからも、舟浮でともに暮らすヤマネコを温かく見守っていて下さい。

5月17日リリース直前.JPG
リリース直前
  

(ひな)
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2013年05月31日

舟浮で保護されたイリオモテヤマネコについて(発見〜保護)

少し前の話ですが、2013411日 西表島の舟浮集落で、ヤマネコが保護されました。


集落内のハマユウの茂みに逃げ込み、出てこられないところを、地元の方が目撃され、野生生物保護センターにお知らせ下さいました。


4月11日捕獲時の様子.JPG
心配そうに見守る人たち


職員が現場に直行し、植え込み内で弱っているヤマネコを手づかみで捕獲しました。


このヤマネコ、手で捕まえられるくらい弱っていました。見た目でもすぐにわかるくらい毛並みが悪く、痩せていました。重度の疥癬(カイセン)という皮膚疾患にかかっていました。

130411【写真】船浮ヤマネコ救護(1日目)-4(小).jpg
保護当日(4月11日) 治療の様子

4月11日治療後.JPG
保護当日 治療後のヤマネコ

その後、センターで飼育しながら、栄養補給と獣医さんの治療によって順調に回復していきました。
体重2.64kg0日目)→ 3.54kg(33日目)

名称未設定-2.jpg
皮膚疾患の回復具合

この写真ではわかりにくいですが、日を追うごとに回復しています。


 
続く・・・


(ひな)
posted by IWCC at 14:49| 傷病救護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする