2018年05月22日

交通事故死の可能性がある死体の回収について


 観光客の方がヤマネコの可能性がある白骨死体と発見したと連絡をいただきました。

センター職員が16日にサキンダ橋からユツンへ続く坂下でヤマネコの白骨死体と回収しました。


180516白骨死体回収.JPG

5月16日に回収した白骨死体

自然死としては不自然な姿勢で歩道に横たわっていたことや、消化管内容物が多数見られ急死と考えられたことから交通事故と推測しています。


今年4件目の交通事故となれば、4月26日からの約3週間の間に3件もの事故が起きていることになります。


いつもながらのお願いになりますが、これ以上の交通事故を起こさないためにも法定速度を守り、ヤマネコや島の生き物に配慮した安全運転をお願いいたします。


当センターでも注意看板の設置や県道の草刈り等の交通事故対策は行っておりますが、事故防止の為には運転手の皆さんのご理解・ご協力が不可欠です。


島のシンボルでもあるイリオモテヤマネコを守るために、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。





ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg




(田口)

posted by IWCC at 12:24| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

立て続けに2件の死亡事故が発生!2018年の事故は計3件に!!


GWを無事に乗り切ればヤマネコの無事故100日を迎えることができたはずでした。

しかし、無事故日数を伸ばすどころか立て続けに2件の死亡事故が起きてしまいました。


4月26日には上原港からほど近い場所で、オスのヤマネコが事故に遭いました。

180426ヤマネコ事故現場写真.jpg
4月26日交通事故個体

5月4日には浦内の鉄塔付近で、子育て中のメスのヤマネコが事故死しました。

捜索を試みましたが、この個体の子ネコはまだ見つかっていません。

180504事故(クレジット有)_DSCN3473.jpg
5月4日交通事故個体


どちらも負傷具合が激しく、スピードの出た車と接触したことがうかがえました。

特にオスは片方の眼球が突出してしまっており、痛々しい見た目でした。

そして、2件とも、またしても西表島の西部地区での交通事故でした。

2016年6月以降、西部での交通事故が9件連続しています。


ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg

ヤマネコは出産・子育ての時期を迎え、活動が活発になっています。

法定速度を守ったうえで、ヤマネコの飛び出しに注意して運転をお願いします。

ヤマネコを目撃した場合には、交通事故予防のためにもお早めに保護センターにお知らせください。

万が一、ヤマネコをひいてしまった場合にもすぐに治療をすれば一命はとりとめることができる可能性があります。


(田口)

posted by IWCC at 17:12| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

2018年1件目! 1月23日発生の交通事故について

年末から無事故100日を超えたと喜んでいましたが、早くも今年1件目のイリオモテヤマネコの交通事故が発生してしまいました。

1月23日(火)の13時頃、第二浦内橋付近の県道上でイリオモテヤマネコの死体が発見されました。

事前に付近での目撃情報がなく、注意看板などを設置していない場所での事故でした。
発見者が見つけた時には、まだ体温が残っていたため事故直後の発見であることが推測されました。

夜間に比べてヤマネコの存在に気づきやすい昼間の事故、かなり久しぶりのことです。

当事者の方からの連絡がないため、詳しい事故の状況はわかりませんが残念でなりません。


180123ヤマネコ事故(クレジット有).jpg

今回の事故は2018年の1件目の事故でした。

記録を取り始めた1978年以降は80件目の事故となっています。

2016年6月以降、7件連続して島の西部地域での交通事故が続いています。


また、繰り返しになりますが今回は真昼間に起きた交通事故でした。

イリオモテヤマネコが薄命薄暮型の夜行性ですが、日中全く活動しないというわけではありません。

当センターにも時折ですが日中の目撃情報が寄せられます。

昼間はヤマネコが出てこないからと油断せずに、またカンムリワシなどの他の生きもののためにも、急な飛び出しがあっても対応できるスピードでの運転をお願いいたします。


ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg

(田口)




posted by IWCC at 13:08| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月28日

今年3件目の交通事故!今年生まれのオスのヤマネコが死亡しました

9月22日の20時30分過ぎに「道路にヤマネコの死体がある、交通事故のようだ」との通報が入りました。

場所は20時まで通行車両に向けて注意喚起を行っていた浦内展望台から数百メートルしか離れていない場所でした。


注意喚起終了から30分程で起きた事故だったので、とてもショックを受けました。

(注意喚起の様子はこちらもご覧下さい。)

2017年は半年間、無事故が続いていましたが7月からのわずか三ヵ月の間に3件の事故が相次いでいます。

P9221315.JPG
事故死した今年生まれと思われるオスのヤマネコ


ヤマネコは口や鼻から出血し、道路には血痕が残っていました。

センター搬入後に行った検死作業では頭部の骨折が確認されました。


P9221327(クレジット、血痕矢印あり).jpg
道路で見つかった事故の痕跡


事故現場は見通しの良い直線道路でした。

ヤマネコが飛び出してきたことも考えられますが、スピードを出していなければ車がよけることができたのではと思います。

万が一ぶつかってしまっても、スピードが遅ければケガが軽くてすむ可能性が高くなります。

そして、すぐに保護センターに連絡をいただければ命は落とさずにすむかもしれません。

ぜひ迅速な連絡をお願いいたします。

ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ」小.jpg


これからの秋から冬にかけては、今年生まれのヤマネコ達が本格的に親から離れて独り立ちを迎える時期です。

まだ経験が浅いためヒトや車の怖さを知らず、警戒心が低いため車に近づいてくることがあります。

エサ取りがうまくできずに、道路にカエルやカニを探しに来る個体も出てきます。

今回、事故に遭ったのも今年生まれのオスのヤマネコでした。

道路で急にヤマネコを発見しても、慌てずに対応できるように安全運転をお願いいたします。


(田口)



続きを読む
posted by IWCC at 15:59| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月07日

過去最悪に並ぶ!! 2016年6件目の事故発生

昨日の7月6日21時30分前に中野の県道でイリオモテヤマネコの交通死亡事故が確認されました。

死亡したのは今年生まれのオスの幼獣でした。


160706W-188幼獣♂報道発表用写真@.jpg



160706W-188幼獣♂報道発表用写真A.jpg



これで2016年は6件の事故が発生したことになります。

まだ半年程しか経過していないにも関わらず、過去最悪の事故件数だった2013年と同数の事故が起きています。



交通事故の総数は今回で75件となりました。

このうち、72頭は死亡が確認されています。


残りの3頭のうちの1頭は命を取り留めたものの麻痺が残ってしまい、野生に帰ることはできませんでした。


1頭は血を出して倒れているところを発見され、保護しようとしましたが逃げてしまいました。

その後の生死は不明です。


最後の1頭は軽傷だったため野生復帰をさせることができました。

しかし1年が経たないうちに再び事故に遭い今度は命を落としてしまいました。

この時、お腹には赤ちゃんががいました。


交通事故件数グラフ(20160707現在).jpg


推定個体数が100頭といわれているなか、半年で6頭の命が失われている現状に強い危機感を覚えます。

6月22日には環境省と竹富町でイリオモテヤマネコ交通事故多発警報を発令したばかりでした。

そうしたなかで起きてしまった今回の事故は残念で、悔しくて言葉になりません。



160622注意警報発令チラシ(表).jpg160622注意警報発令チラシ(裏).jpg

交通事故多発警報チラシ


(イリオモテヤマネコ交通事故多発警報についてはこちらもご覧ください。)


これからの季節はヤマネコの子育てが本格化する時期です。

今後も交通事故の心配は尽きません。


再三お伝えしてきていますが、これ以上の事故を起こさないために

車の運転の際には法定速度を守り、島の生きものに配慮した安全運転をお願いいたします。


万が一、ケガをしたり死んでいるヤマネコを見つけたら、西表野生生物保護センターのヤマネコ緊急ダイヤルまでご連絡下さい。
ご協力お願いいたします。

ヤマネコダイヤル「ケガ・死亡・子ネコ、路上目撃」.jpg

(田口)
ラベル:交通事故
posted by IWCC at 17:03| 交通事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする